ある日のこと「たいへんや！たいへんや！ぴーまん！」と3年生のKくんが学校からあわてた様子で走って帰ってきました。
支援員を見つけると「同級生のRちゃんがこけた！」と言いながら、走りよってきます。
その時、足をすべらせてこけてしまいました。
「大丈夫？いけるか！？」「どうしたんや！？」と周り子どもたちが集まってきます。
するとＫは転んだ状態で
「Ｒちゃんが学校からの帰り道でこけた。それと今オレもこけた」と教えてくれました。
周りの子は「それ教えようと思っていそいでたんや」「Ｋも気をつけなあかんやろ」
と笑いながら転んでいるＫに手を差し伸べていました。
しばらくしてＲが泣いて学童に来ました。
支援員が「2人とも足消毒しよか！」と言うと、
Ｋが「先にＲちゃん消毒したって。Ｒちゃんのほうが痛いから」と言いました。
ＫはＲの泣いている姿をみて、「いたそう」と相手の気持ちを感じ、
「なんとかしたい」と思ったんだと思います。
毎日一緒に過ごす学童の仲間のこと考え気持ちを拡げていきたいと思います。